Playground

「Playground」 守屋純子ライナーノーツ

モンク賞をとって何か変わったか"ということは良く質問されますが、外面的には特に変わっていません。以前と同じ仲間と、同じような場所で活動しています。ただ、自分の内面はかなり変わりました。"Playground"は自由な発想であまりジャズの形式にとらわれることなく書いた曲です。そんなことは意識していませんが、日本人としてのアイデンティティーもどこかには現れているでしょう。それがアメリカの最も有名なコンペティションで賞をいただいたのですから、つまり、"ジャズのルーツはアメリカだけれども、それにはこだわらずに、自分がその時代、その場所で考えたことをありのままに表出するのがジャズなのだ"と、わたしは解釈しています。

もともとジャズの伝統がない国でジャズを演奏することの意義には、どこかで悩む部分がありましたが、この受賞によって、自分が思う事をそのまま表現すれば良いのだ、とリラックスして考えられるようになったと思います。ですから、このCDでも、自分の現在の気持ちや感情を素直に音にする、ということを心がけていますし、それが即ちジャズらしさなのだと思っています。